G1クライマックスの出場選手を決めている(もう決まっている?)最中なのですが、2019年のG1クライマックスは出場希望選手が多いです。
ここにも挙げているように、ジュニア戦士(元々はヘビー希望?)の鷹木信悟、ベスト・オブ・スーパージュニア26を制しIWGPジュニアヘビー級チャンピオンのウィル・オスプレイ、元WWEのIWGP”US”ヘビー級王者ジョン・モクスリー、柴田勝頼が連れてきたKENTA、とあまり現実的ではないクリスジェリコ。
果たして出場選手数がどうなるか?はファンの間でも噂になっています。このポスターの選手達は確定な気はしますが…
しかし、出場選手が決まると必ず「なぜ?アイツが入っていないのか?」と問題になるのもまた事実、そこで『G1クライマックスの予選会』をやるべきだ!との声も上がっています。予選をする必要があるのか考えてみましょう。
G1クライマックスの予選をするべきか?否か?
ここでG1の予選をすることのメリットとデメリットを並べてみましょう。
G1クライマックスの予選をするメリット
メリットはたくさんありますね。
- 実力勝負なのでファンの間でも納得がいく
- 予選会なので熱い戦いがあり、集客になる
- 若手にもチャンスが巡ってくる
一番は”ファンが納得いく”ことではないでしょうか?2018年ではその年の2月にヘビー級転向をした「タイチ」が落選しました。内藤哲也とのシングルマッチやニュージャパンカップでの棚橋戦でも「ヘビー級でやれる」ことを証明し、その後もヘビー級として7月まで戦っていたので、「G1落選」が発表されたときに、納得いかないファンの方も多数いたと思います。
もちろん僕もその一人でした。予選会を行うとそういった不透明さがなくなります。競馬や競輪と同じではないですが、あれも獲得賞金など過去の実績を評価されての出場ですから、出場資格が明確でわかりやすいですね。
G1クライマックスの予選をするデメリット
これまたデメリットもたくさんあります。
- 予選をするとサプライズ発表のドキドキ感が減る
- 予選で疲弊する選手がでてきて本戦に影響が出る恐れ
- どこから「予選組」「本戦組」を分けるのかが難しい
一番のデメリットはサプライズが無くなることですね。
3年前はNOAHの丸藤や中嶋の出場、EVILやYOSHI-HASHIの初出場が発表され大いに会場が盛り上がりました。
2年前は飯伏幸太の出場で会場が盛り上がっていますよね。
予選会をやってしまうと、この盛り上がりはなくなる…とまではいかないかもしれませんが、「えー!」っていう驚きは少なくなっちゃいますね。
あとは予選で選手が怪我をしないかが心配です。近年では本間や棚橋、未だ欠場中の柴田や高橋ヒロムなど怪我でリングに上がれないレスラーもいます。本間はあの怪我から復帰したものの、G1にはエントリーされていません。熱い戦いを見たい欲求はありますが、試合数が増えれば身体への負担も大きいです。無理をして怪我してしまえば元も子もありません。
「予選組」をどこから始めるのか?区切りはどうなる?っていうのもありますね。箱根駅伝のように本戦通過は去年のG1の勝ち点でしょうか?そうなるとA,Bブロックの優劣の差もでてきますよね。
まとめ:G1の予選はするべきではない!
あくまで僕個人の意見ですが、「G1の予選はするべきではない」です。なぜならプロレスは生ものですし、サプライズやドキドキ感を味わいたいから見ている人が多いと考えるからです。
初めから勝敗が分かっているのに選手を応援はしないですし、「え?あの技喰らって立ち上がれるの?」というプロレスラーの強さや驚きで勇気と感動をもらえるのもプロレスの魅力の1つですからね。
いつからプロレスラーは行儀が良くなったんだ?と棚橋も言っていましたしね(笑)。予選なんて野暮ですよね。