棚橋弘至とクリス・ジェリコのスペシャルシングルマッチが2020年1月5日の東京ドーム大会に組まれることになりました。
これで僕の予想していたライガーの引退試合は棚橋が務めるんじゃないか説は無くなってしまいました。
しかし、今更ジェリコと棚橋が絡んでどうなるんでしょうか?
棚橋はタイトルを保持していないことでイッテンヨン、イッテンゴの予定が空いていた。
11月3日の大阪大会の棚橋の試合後にクリス・ジェリコからのメッセージビデオが流れました。
そういえば6月の大阪ドミニオン大会で、オカダから丸め込まれた後に暴れまくって以来の登場でしたね。あの時に「タナハシ!お前ともやってやるぞ!」と挑発をしていたことを5カ月後に実行したということですね。
ただ、棚橋は新日本プロレスのエースではありますが現状丸腰でタイトルを何も保持していません。
IWGPヘビー選手権試合、インターコンチ戦も決まってしまい、残すタイトル戦はIWGP”US”ヘビー、IWGPタッグ、NEVER無差別級、NEVER6人タッグマッチしかありません。
ジェリコは新日本プロレス参戦中は常にタイトルに絡んだ試合を行ってきました。
2018年イッテンヨンはケニーとのIWGP”US”ヘビー戦、
2018年6月大阪ドミニオンで内藤哲也とのインターコンチ戦、同年11月大阪大会でEVILとのインターコンチ防衛戦、
2019年イッテンヨンは内藤哲也とインターコンチ戦、同年6月大阪大会でオカダとのIWGPヘビー級選手権試合。
そのタイトルをよこせ!というのは理由としては最もなんですが、棚橋から奪うものはないのが現状です。棚橋も9月にザックからブリティッシュヘビーのベルトを奪われてから、ことあるごとに「ドームへのテーマがない」とコメントしていました。
そりゃ、テーマがないので東京ドーム大会での試合は組まれていませんよね。
ただ、棚橋はイッテンヨンはどうなる?
こういうスペシャルマッチは前哨戦を行って因縁を深めていくことがベタな路線かつ、最強の定説でもあるわけですが、新日本プロレスに継続参戦していないジェリコとは前哨戦はないわけです。
ただ、過去のタイトル戦ではかなり高い確率で対戦相手を襲っています。ケニーは12月の福岡大会で襲いました。
大阪ドミニオン大会前にはレスリングどんたくで内藤哲也を急襲。
10月にはEVILとザックのシングルマッチが行われ、EVILの入場の際に変装したクリス・ジェリコがEVILを襲っています。
今年のイッテンヨン前にはお決まりのように12月に内藤を襲撃しています。
2019年大阪ドミニオン大会ではオカダに挑戦したのですが、このときだけ対戦相手を事前襲撃しませんでした。
このVTRは5月の福岡大会で披露されましたので、この後、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26のシリーズが行われましたが、結局ジェリコは現れませんでした。
2020年もイッテンゴに棚橋とジェリコの試合が組まれましたので、イッテンヨンにジェリコは参戦するのでしょうか?
前哨戦ではタッグマッチ等が既定路線ではありますが、クリス・ジェリコは新日本プロレスに参戦した際は常にシングルマッチなのでタッグパートナーが見当たらないのが現状です。
そうなるとイッテンヨンでは棚橋は誰と試合するのでしょうか?
クリス・ジェリコのタッグパートナーはジョン・モクスリー?
クリス・ジェリコがイッテンヨンに参戦して前哨戦を行う希望がひとつだけあります。
それはIWGP”US”ヘビー級選手権試合の試合はまだイッテンヨン、イッテンゴで組まれていないことです。
11月にアメリカで現チャンピオンのランス・アーチャーとデビット・フィンレーでタイトル戦が行われます。
仮にここでフィンレーが勝利した場合、前チャンピオンのジョン・モクスリーが名乗りを挙げるかもしれません。するとイッテンヨンでフィンレー&棚橋VSモクスリー&ジェリコというタッグマッチの前哨戦が組めます。
アーチャーと棚橋はさすがにタッグは組まないという予想からです(笑)。
なかなか自然な流れではないでしょうか?イッテンゴに試合があるのに前日には全く関係のない相手と試合をするわけにもいかないですからね。まさかの欠場も考えられますが、どうなるでしょう。
クリス・ジェリコと棚橋弘至のストーリー作りに注目
ジェリコと棚橋には体格が似ている、長髪、ロックのイメージ、試合スタイル(危険な技を使わず魅せる闘い)など共通する点が多いです。
棚橋と言えばイデオロギー闘争など、試合前の関係性を煽って本番まで盛り上げることがとても得意なレスラーですが、ジェリコが継続参戦しないのでなかなかキッカケが作れません。
VTRで棚橋ファンを葬っていた様子を取り上げ、ピープルズエースとしてジェリコと対峙していくことも考えられます。
伝説創るイッテンゴにふさわしいシングルマッチとなるか?今から楽しみですね。