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新日の荒武者は蘇らずとも、後藤洋央紀は諦めることを諦めない

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火の国熊本から天下取りのために組まれたスペシャルシングルマッチ「後藤洋央紀vsジェイ・ホワイト」。

後藤は海外武者修行から帰ってきてG1クライマックス初出場初制覇、ニュージャパンカップを3度制覇しているにもかかわらず、IWGPヘビー級王者には8度挑戦して無戴冠です。

後藤がCHAOSに入って早3年ほど。IWGP王者になるために、自分を変えるためにCHAOSに入ったはずでした。振り返ってみるとG1制覇もニュージャパンカップを3度制覇したときも、ワールドタッグリーグを制した時も、IWGPインターコンチ王者も、IWGPタッグ王者(with柴田勝頼)も本隊にいたころです。

CHAOSに入ってからはNEVER無差別級のチャンピオンにしかなっていないです…。

いのうえ
いや、NEVERが下っていう訳じゃないんですけど、明らかにベクトルが下方向きですよね…。

後藤にしてみれば願ってもないチャンスです。前IWGPヘビー級チャンピオンから勝利すれば大阪城大会でのメインも見えてきますね。ただ、ここでジェイ・ホワイトに負けてしまうと、浮上のきっかけを失ったまま大阪城大会の第一試合ぐらいに組まれそのままG1に突入してしまい昨年同様パッとしない成績で終わってしまうのではないでしょうか?

逆にジェイは4月のシリーズで再三に渡ってコメントしていた通り、落ち目の後藤と戦うメリットは”ない”わけです。MSG大会のメインイベンターですからね!0試合目に出ていたレジェンドでもないレスラーとやってもしょうがない!ということです。果たして結果はいかに…。

いのうえ
ちなみにこの状態のことを”滝る”(たきる)と言います
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介入があろうがなかろうが、負けは負けであり、荒武者は蘇らず…。

解説のライガーが熱弁していたように、外道にかまっている場合じゃなかった後藤洋央紀選手。

最後のIWGPヘビーに挑戦していたときに解説の山崎さんが言っていたように「後藤は対戦相手以外のことを気にし過ぎである」ということです。(2016年2月)

いのうえ
この時も「変化ってこういうことじゃないんだよね。」と言われていたような気がします

内容は素晴らしい試合でした、後藤らしいパワーファイトもあふれ出しましたし、ジェイの狡猾な試合運びも楽しめましたが負けてしまいました。解説のミラノさんも「甦れ!」を連呼するのみでしたね…。

ここで勝利すれば”どんたくのIWGP戦後に登場して挑戦表明”という流れがありましたが、それもなくなりました。

ジェイ・ホワイトはまだ26歳ですし、未来がありますね。

ジェイ「ゴトー、まあ、よくやったよ。みんなは、俺が相手してくれてありがとうって思ってるさ。それだけでしかないってことが、今夜わかったはずだ。違いを見せつけてやった。まあ、ゴトー。誰もまだ俺の限界を知らない。俺はほかのヤツらと違って、1日1日、成長し続けてるんだ。何度やっても同じことだ。これでゴトーは、俺の遥か後ろに後退した。もう会わす顔がないほどにな。そもそも俺とは格が違うんだ。みんなも知ってるように、俺はたった1人でマディソン・スクエア・ガーデンを完売にした男だ。さて次は。次は……そうそう、数日後、オカダとSANADAが闘うよな。“俺のベルト”を懸けて。どっちが勝つかな? 勝った方は俺と闘うべきだ。敗者に用はない。勝った方がSWITCHBLADEと……」ー新日本プロレス公式HPより

格の差ですね。華があるとか、そういうことです。

かつて、東京ドーム大会で蝶野正洋と武藤啓司がタッグを組んでテンコジと対戦した試合がありました。そのときの蝶野の試合前煽りVで出たコメントが「つま先から頭のてっぺんまでよく見てみろ!格が違うんだ!コラ!エー!」

武藤が「俺たちの存在感は越えられない」

と言っていました。入場シーンがあったので載せておきます。

プロレスにおける存在感で後藤はジェイより劣っていると言わざるを得ないでしょう。

CHAOSに入っても”ざんまいポーズ”を生み出しましたが、他のレスラーから「お笑いだ」「タグチジャパンに入れ」など散々批判を受けている間にジェイは成長してしまいましたね。

ただ、後藤選手曰く「まだ結果が出ていないだけ」とコメントしているように、まだまだ諦めてはいないようなのでファンとしては応援します!次のチャンスはG1でジェイ、SANADA、オカダ、内藤、飯伏から1本取って欲しいです。

いのうえ
いつかIWGPヘビー獲ったら中西や真壁が獲ったときのように号泣しそうな自分がいます!頑張れ後藤!
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井上 洋人

エーパシ

エーパシ・カイロプラクティック院長、井上洋人です。福岡県久留米市で姿勢改善専門院を経営しています。身体にいい運動や趣味のプロレス観戦やスターウォーズからの気づきを発信しています。趣味:プロレス観戦、映画鑑賞。妻と5歳の息子と暮らしています

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