10月7日(月)後楽園ホール大会でNEVER無差別級6人タッグのタイトル戦が行われました。
当初、ノンタイトル戦だったのですが、10・4高岡大会で同一カードで勝利した棚橋組が王座挑戦をアピールして決まりました。
結論から言ってしまうと棚橋弘至&本間朋晃&YOSHI-HASHI組が負けたのでYOSHI-HASHIのプロレス無冠人生は続くのでした…。
YOSHI-HASHIの王座挑戦を振り返る
ここでYOSHI-HASHIの新日本プロレスでのタイトル挑戦を振り返ります。
初回はジュニアタッグ選手権
確か初めてのタイトル戦は海外遠征前にジュニアタッグに挑戦しています。2009年12月に金本浩二とタッグを組んで挑戦していました。
このときの相手は田口&デヴィットの”アポロ55”だったのですが、確か外道が直前に怪我をしてしまい、デビューして1年ちょっとYOSHI-HASHI(当時は吉橋伸雄)が金本浩二のパートナーに抜擢されました。
デビュー間もなかったため、敗れましたが、異例の早さでの王座挑戦だったために会社からも期待感があったと思います。その後、海外遠征に行きヘビー級として凱旋帰国したためジュニアのタイトル戦はこれが最後となっています。
ヘビー初は2014年のNEVER無差別級選手権vs高橋裕次郎
ジュニア、ヘビー両時代合わせても初めてのシングル王座挑戦となったこの試合、相手はケイオスを裏切った高橋裕次郎でした。YOSHI-HASHIも海外遠征から2012年に帰って来てから2年後の2104年に挑戦ですから、同じ日に凱旋試合をしたオカダとはだいぶ差が開いたところで焦りもあったのかもしれません。
中邑、石井と超強力セコンドを携えながらのタイトルマッチでしたが、裕次郎があぶなげなく勝利した記憶があります。NJPWWORLDでチェックしようと思ったら試合がなかったです。
あんまり人気ではない試合は録画もないんでしょうかね?せめてタイトル戦は全て動画としてアップして欲しいのですね。
更に3年後の2016年に鈴木みのるのNEVER無差別級王者に挑戦
この前年からG1に出場して人気実力ともに急上昇してきたYOSHI-HASHIが大阪城ホールで後藤を下した鈴木みのるに挑戦表明。後楽園ホールのメインを張りました。
このころの鈴木軍は介入乱入なんでもありでしたけど、介入後にはお互いのセコンドも一掃されて1vs1で戦いましたが、圧倒されていましたね。試合後の鈴木みのるのコメントが良かったです。
「おめえら、甘いんじゃないのか?負けたやつに送る拍手って受けたやつが一番惨めなんだよ。何が一生懸命やっただ?勝ったやつが正義だ!」
YOSHI-HASHIも課題が残る負け方でしたね。
同じ2016年11月にIWGPタッグに挑戦
同じ年の11月にケイオスの石井と組んでIWGPタッグに挑戦しました。ヘビー初のタッグチャンピオンへの挑戦でしたが、ここでもYOSHI-HASHIはチャンスを掴めずIWGPタッグのタイトルを逃しています。
その後、石井は矢野と組んでIWGPタッグ王座になっていますからYOSHI-HASHIも複雑ではあると思うんですけどね。この試合でも感じたのですがYOSHI-HASHIはヘビー級ですが、パワー負けする場面が多いんですよね。
ヘビーだとどうしてもパワー勝負になるので、もう少し当りを強くしてほしいな、とこの頃から感じていました。
2017年には新設されたIWGP”US”ヘビーへの挑戦
後ろのテーブルにYOSHI-HASHIの如意棒(?)が置いてあってジワリますね(笑)。
US王座なのに過去に一度だけ日本人選手が挑戦したことがあります。その名もYOSHI-HASHI。ROHでの興業だったのですが、メインイベントでケニー・オメガに挑戦して敗退しました。
バレットクラブとケイオスの両軍入り乱れての決着でしたが、最後はYOSHI-HASHIの力負けです。そもそもこの挑戦も1カ月前に行われたタイトル戦後にバックステージにYOSHI-HASHIが乱入してきて、
「おい、ケニー!おれのハートは砕けたか?」
と、コメントしました。日本語に堪能なケニーもどう返したらいいか分からずに困った様子が面白かったですね。確か、このときも1年前にケニーがもつIWGPヘビーへの挑戦権利証争いに敗れたけど、”俺のハートは砕けていない”とよく意味の分からないアピールが通った形でしたね。
2019年は5カ月で4つのタイトルに挑戦しました!
6月にはブリティッシュヘビーへの挑戦
日頃の活躍が乏しいYOSHI-HASHIがG1のエントリーから漏れました。にもかかわらず、6月にはザックの持つブリテッシュヘビー級王座に挑戦。こってり関節を絞り上げられて完敗でした。
この時まではYOSHI-HASHIを推す声も多かったような気がします。
9月はIWGPタッグ、NEVER無差別級の2つのタイトルに挑戦
記憶に新しい大分大会でのIWGPタッグは3年前に初めて同タイトルに挑戦した際と同じ対戦相手G.o.D、同じパートナーの石井でした。ここではKENTAがエプロンに立っただけで気をとられて、あっさりとタマに丸め込まれて敗戦。
お前が入ってきたから負けたんだ!とKENTAに噛みつきNEVERへの挑戦権を得た(なぜか?)ので、アメリカのニューヨーク大会で挑戦。ブーイングが巻き起こるなかKENTAが必死にヒールを演じますが、試合はさほど盛り上がらずYOSHI-HASHIはまたも敗戦しました。
10月にはNEVER無差別級6人タッグマッチに挑戦!➡敗戦!
そして10月のNEVER6人タッグマッチになるのですが、タッグパートナーが棚橋弘至&本間朋晃&YOSHI-HASHIです。なんかもう、節操がないですよね。棚橋はドームに向けてテーマがないので必死なんでしょうが、この3人では共通点が無さ過ぎて「チームこっから」という近年まれにみるやっつけなタッグチームでしたね。
NEW JAPAN ROAD!
第6試合棚橋弘至デビュー20周年記念試合III / NEVER無差別級6人タッグ選手権試合! 急遽決まったタイトルマッチ!果たして一体どんな展開を見せるのか!?
登録&視聴👉https://t.co/Tj7UBJ4PjP#njpw #njpwworld #njroad pic.twitter.com/5J2Rjsyf7r— njpwworld (@njpwworld) October 7, 2019
そりゃお笑い担当の田口監督と策士の矢野通には敵いません。最後は634(ムサシ)から怒涛の連携でチャンピオンチームが防衛しました。
9連続タイトル戦失敗
これで9連続タイトル戦敗退です。2019年に至っては5カ月で4つのタイトルに挑戦したにもかかわらず敗戦です。
当分挑戦するベルトはないんじゃないかな?なにも結果を残していないのでIWGPもインターコンチも挑戦できないですよね。このままYOSHI-HASHIは無冠のままいってしまうのでしょうか?
次のチャンスはワールドタッグリーグですかね。石井は1・4でKENTAとNEVERをやるかもしれないので望みは薄いかもしれません。YOSHI-HASHIはタイトル戦9連敗を背負って初戴冠なる日まで頑張ってほしいものです。