平成が終わるまであと数日ですが、新日本プロレスは『Rord to Wrestlingどんたく』のツアー中で後楽園ホール3連戦が終わり、西に、西に向かってきています。
2019年5月1日から元号が「平成」から「令和」と変わります。新日本プロレスの平成最後のタイトルマッチは?と調べたところ、4月29日のレスリング火の国での「IWGPヘビー級タッグ選手権」でした。
IWGPタッグ王者のG.O.D(タマ・トンガ&タンガ・ロア)に挑戦者組の真壁刀義&矢野通が挑戦します。
真壁刀義と矢野通が組むきっかけは?
そもそも真壁刀義と矢野通は10年前nG.B.HとしてIWGPタッグ王者でしたが、矢野が真壁を裏切ったことがキッカケでヒールユニット『CHAOS』(ケイオス)が結成されました。
このとき中邑真輔がヒールターンしたことが非常に印象深いです。この時から真壁と矢野は敵対関係になりましたが、どうして組むようになったのでしょうか?
なんと矢野のピンチを、放送席の真壁が救出!!
いったい何が起きたのか?
☆12.9岩手大会を新日本プロレスのスマホサイトで詳報アップ!https://t.co/UOmfOVggCz #njpw #njwtl pic.twitter.com/lKhtNthmCz— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) December 9, 2018
と、ありました。今まで敵対関係だったCHAOSと本隊が”稀代のヒール”ジェイ・によって手を組んでいたときですね。
このとき本隊のエース棚橋とCHAOSのオカダが初めてタッグを組んでいました。いや、ここはまだ分からんでもないのです。別に棚橋とオカダは敵対ってわけでもないし、共通の敵バレットクラブ(ケニー・オメガとジェイ・ホワイト)がいたのですから。
ユニットが多すぎたのでまとめたかったのでしょうか?本隊、CHAOS、バレットクラブエリート、バレットクラブOG、鈴木軍、ロスインゴとありましたし、当時のバレットクラブが分裂していたことが見る方としては分かりにくかったですしね。
しかし、それでも真壁と矢野にはもっとドラマがあって欲しい
G.B.Hには真壁、矢野、石井、天山、本間、邪道、外道、飯塚がいましたね。天山は早々に追放されて真壁がリーダーとしてG.B.Hを引っ張っていましたが、先程の動画通り、矢野が真壁を裏切り、本間以外はCHAOSに行っちゃいました。その後、飯塚はCHAOSも裏切り鈴木軍にいきました。
真壁は本間と2人でG.B.Hを存続させIWGPヘビー級王者にまで上り詰めました。実は真壁も天山を裏切っているのですが、何事もなく仲良くなっています(笑)。
時間が経てば「ま、いっか」なんてことになるかもしれませんが、「どうして真壁が助けに入るのか?」もう少し丁寧に紡いでもらったら嬉しいですし、感情移入がしやすいです。
真壁と矢野のファイトスタイルに変化があるけど大丈夫か?
昔の真壁と矢野はラフファイト全開だったのですが、最近のファイトスタイルはどうでしょうか?
真壁は反則しなくなりましたね。チェーンラリアットとかよく使っていましたけど、今はチェーンなんか入場時にしか見かけません。
矢野も最近は入場時にDVDの宣伝やMUSASHI(ダブル金的)よくやっていますね。試合中によくしゃべっている印象があり、少しお笑い的な要素もあります。金的からの丸め込みが多いですよね。以前は”鬼殺し”やヒールファイトが凄くて、だいぶ怖いプロレスラーでした。お笑い要素はまるでないです。
10年前は名タッグでしたが、ファイトスタイルが変わった今、真壁&矢野組はどうなるでしょうか?タッグはコンビネーションがモノを言います。NEVER6人タッグチャンピオンになっているのでその辺は問題ない?
今回のタイトル戦はセミファイナルに組まれているので、白熱展開ありそうです!期待しましょう。
当時の二人はめちゃくちゃ人相悪いな(笑)
※追記:新日本プロレススマホサイトで2人の対談が実現していました。
矢野「10年前は我々もそれぞれの野望とかが明確にあってトゲトゲしてたし、若いから直線的に考えることも多かった」
熊本決戦目前、真壁刀義&矢野通の“スペシャル対談”(前編)
は、新日本プロレス・スマホサイト(https://t.co/HR8w3DPWOY )で更新中!https://t.co/Z9bZ4qHPP3 #njpw #njdontaku pic.twitter.com/ImgUBSfWzR— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) April 27, 2019
「あいつらがやっているのは10年前の俺たちと一緒」、「必要悪と不必要悪の闘い」など喋れる2人のトークは面白いです。プロレス大賞の最優秀タッグチーム賞の実力が楽しみです!