NEVER戦、IWGPジュニアヘビー級戦、IWGP二冠戦とビッグマッチを控え盛り上がりを見せる新日本プロレスだが、天コジとUNITED EMPIREの戦いがヒートアップしてきた。
発端は、2021年のイッテンロクの試合でグレート‐O‐カーン選手が試合後に天山選手をTTDで処して病院送りにしてしまったことだ。天山選手は幸いにも大きな怪我はなく、2週間ほどで復帰を果たしました。
そこから怒涛の戦いが繰り広げられており、1.30ではシングルマッチが行われます。
天山選手とグレート‐O‐カーン選手は「敗者モンゴリアンチョップ封印マッチ」。
小島選手とオスプレイ選手は「ノーDQマッチ(反則裁定なし)」という特別ルールで試合が行われます。
このシングルマッチ事態はいいんですけど、僕はUNITED EMPIREに少し疑問があります。
なぜ?今、天コジなのか?
UNITED EMPIREは結成したばかりのユニットです。つまり、新日本プロレス内では最もフレッシュで勢いのあるユニットでなくてはなりません。
それなのにUNITED EMPIREはジェフ・コブ選手のNEVER戦を含む、シングルマッチ3試合をイッテンヨン、イッテンゴで行い、全敗しています。完全に勢いが止まっています。
新勢力としてもっと目立ちたいはずですが、悪い意味で目立ってしまい、早くも存続の危機です。勢いをつけるために仕切り直した相手が天コジというわけですが、標的としてはいかがなものでしょうか?
天コジはネームバリューも実力もトップクラスの選手たちですが、両名とも2020年のG1クライマックスにはエントリーしていませんでしたし、ワールドタッグリーグにも参加していませんでした。
イッテンヨンでは小島選手がKENTA選手の持つIWGP”US”ヘビー級への挑戦権利書を賭けた試合を行いましたが、それも試合直前で怪我をしてしまったジュース・ロビンソン選手の代わりでした。
あまり言いたくないのですが、天コジはもはや新日本プロレスの最前線の選手ではなくなってしまったのです。これまでの試合も第一試合や第二試合がほとんどですし、試合が組まれている日もなかったりすることが多くなってしまっています。
あのタイチ選手も解説で「どうして、コイツら(UNITED EMPIRE)は天コジなんて雑魚を相手にするんだ?」とタイチ選手らしい激励のコメントを残していました。
【15万PV突破】
天山広吉とグレート-O-カーンの因縁戦は2分半でノーコンテスト!「会社の役員に『引退前の天山に最後の花をもたせてくれ』と頼まれたが止めだ!貴様から全部奪ってやる」https://t.co/eCSmvtis94
【Yahoo】 https://t.co/s6eqw26hA0#njpw #njnbg #天山広吉 #オーカーン #UNITEDEMPiRE— バトル・ニュース (@btln) January 28, 2021
この会社の役員の発言が本当かどうかはわかりませんが、2試合続けて天山選手の反則負け、凶器攻撃によるノーコンテストと試合にならない試合が行われており、荒れに荒れています。
本当にモンゴリアンチョップは封印されるのか?
この指定技封印マッチは数十年前にも行われました。そのときは武藤啓司vs天山広吉で、ムーンサルトプレス封印マッチだったと記憶しています。この時は武藤選手が勝利しました。
天山選手は一時期だけムーンサルトを封印していましたが、いつからか名前を「天山プレス」と変えて再使用していました。ま、天山プレス≠ムーンサルトプレスなので違うっちゃ違うんですけどね(笑)。
勝敗がついても名前を変えて使い続けて欲しいほどに両者に定着していますので、封印はしてほしくないのが本音です。ちなみに天山選手がモンゴリアンチョップを行うとき(相手選手と組み合った瞬間からかも(笑))は会場のいたるところから「シュー、シュー(天山選手がモンゴリアンチョップを打つときに吐く呼吸音の真似)」と聞こえています。
現在はコロナ禍での試合なので声を出せないので、聞こえてきませんが、コロナが落ち着いたらぜひ会場で生で聞けることを期待して封印マッチを楽しみましょう。