久々の更新である。コロナの影響で試合がなかったのもさることながら5月中旬にパソコンが壊れ、アクセスできない状況が続き、持続化給付金、なんやかんやの手続きで全く触れなかった。これからはどんどん書いていこうと思います。
EVILがバレットクラブ入り
やはり、今の話題はこれしかない。EVILがロスインゴベルナブレスを裏切りバレットクラブ入りを表明した翌日に二冠王の内藤を破り史上初の三冠王(ニュージャパンカップ、IWGPヘビー、IWGPインターコンチ)に戴冠しました。
EVILはここぞとばかりにTwitterを更新しています。
覇者で王者の三冠王#EVIL #BulletClub pic.twitter.com/oC3a4j5J7b
— EVIL (@151012EVIL) July 13, 2020
このアカウント名の数字はEVILがロスインゴに入ったときの日付なんですよね。つまりEVILというレスラーの誕生日。結構大事にしていたはずです。
高橋ヒロムが首を怪我したときも髪の毛の一部を赤に染めていました。仲間思いのいい奴なんですよ。
ただ、昔のロスインゴとは今は全然違ってきているのも事実。
制御不能はどうした?
NJPWWORLDを見返すと、ロスインゴは内藤一人の時から無茶苦茶でした。入場曲がかかっても入ってこない、コスチュームを脱ぐのが遅い、対戦相手に唾はかける、急所は蹴る、反則、介入お構いなし、勝利後もレフェリーに暴行をする。
ざっとあげてもこれぐらいは出てきます。まさに”制御不能”ではないでしょうか?
この時から内藤は「中途半端な反応はいらない、100か0でいいじゃない?一番怖いのは何も反応がないこと。ブーイングを浴びるってことは注目されているってことだろ?」と発言しています。
”振り切って目立ったもん勝ち”がレスラーに大事であり、そうすることで支持してくれなくても新日本プロレス自体が盛り上がればそれでいい、という考えでした。
そして内藤が初めてIWGPヘビーのベルトに戴冠した際も、EVIL、BUSHI、SANADAの介入がありました。ロスインゴベルナブレスはヒールを歩んでいましたが、最近はどうでしょうか?
内藤の毒も弱くなってきてしまった
内藤は新日本プロレスという会社に文句を言い、バックステージで対戦相手をディスり、リング上でも制御不能を魅せつけ人気を上げてきました。それが内藤がIWGPを落としてから、SANADAがロスインゴに参加してから、ぐらいから制御不能は身を潜めてしまい一気にクリーンな戦いをするようになってしまいました。
以前、ケニーオメガも同じような感じでしたね。バレットクラブで悪行三昧だったのにG1で優勝してからはヒールファイトはなりとひそめました。
立場が変わってくると今までと同じようなことをしても効果はあまり得られません。内藤やケニーはユニットのトップなのでわかります。ただ、その下にいるメンバーがどう思うか?ですよね。
元々EVILは内藤がテクニックや魅せる動きのプロレスをするのに対して、パワーと機動力でガンガン力任せに押すプロレスでした。そこにラフファイトが加われば最高のプロレスラーの形になっていましたが、クリーンファイトをするロスインゴのプロレスは合わなくなってきたのでしょう。
ヒールファイトのほうがEVILの良さを引き出せているのではないでしょうか?
4番手からの逆襲
LIJ4番手扱いの〝暗黒王〟EVILが内藤に宣戦布告! 「強大な敵として立ちはだかってやる」 https://t.co/k5ZPfp0qXZ
— EVIL (@151012EVIL) July 3, 2020
EVILは内藤の初めてのパレハで、ロスインゴの二番手だったのに、いつの間にか4番手扱いになっていました。確かにここ2年ぐらいはタッグぐらいでしか結果を残せておらず、NEVERチャンピオンの鷹木慎悟やオカダのライバルSANADAに次ぐ存在で影も薄かったです。闇の王なのに笑。
こののし上がってやる精神が今回の裏切り劇に繋がったのではないでしょうか?
内藤は未だノーコメントですが、次のシリーズでは何かしらのリアクションはするんでしょうね。
次の挑戦者はヒロム
兄貴分の内藤がやられてすぐさまリングに上がってきたヒロム。情熱を燃やすファイトスタイルや独特の感性で今や内藤を凌ぐほどの人気を得ています。
次の挑戦者がヒロムに決定したのですが、IWGPジュニア王者として挑むので勝利すればIWGP三冠王者の誕生です。ただ、ニュージャパンカップでオカダとの試合を見たのですが、かなり余裕をもって倒されていた印象です。
次はEVILの防衛になりそうですね。
この状況でも動かないSANADA
鷹木慎悟は7月11日の試合後にこうツイートしています。
おいおいおい❗️
6人タッグのベルトはどうすんだよ💢 https://t.co/3H14za8SeI pic.twitter.com/Ujdkunc6Sl
— 鷹木 信悟(SHINGO TAKAGI) (@Takagi__Shingo) July 11, 2020
NEVER6人タッグについてはEVILは「いらない」と言っていたので返上になるのでしょうか?その後はEVILのことには触れていません。何か思うところはあるかもしれませんが、NEVERチャンピオンとしての立場もありますからね。
一方、もう一人のヘビー級選手のSANADAは大阪大会初日にEVILが内藤を裏切ったときには出てきましたが、2日目はメインの試合中に内藤が襲われているときも、試合後も登場しませんでした。ヒロム一人のほうがストーリーを作りやすいとはいえ、これには少しがっかりしたファンも多いのではないでしょうか?
もともと口数少なくクールなキャラクターですが、ここ2年はニュージャパンカップで準優勝したりオカダのライバルとして目立っていました。ひょっとしたらヒロムが敗れた後に出てくる可能性は高いですね。
二冠王に内藤が戻ってくる?
いずれ内藤もリマッチをする時がくるでしょう。今まで内藤はリマッチを否定していましたが、裏切りもののEVILに対してはどのような言葉をの発するのでしょうか?
ニュージャパンカップでの優勝者もEVILを推していましたし、オカダを倒した後のリング上でも「なりふり構わず勝ちに行く姿勢は俺は好きだぜ」とコメントしています。
今回も”なりふり構わずベルトを狙いにいった”という点は褒めるのでしょうか?ロスインゴになった内藤からは以前持っていた「熱さ」がなくなってしまっています。どこかクールに装う内藤になってしまっていたので、今回のEVILの裏切りにより内藤の感情が爆発する姿がまた見られるかもしれません。