ジェイ・ホワイト問題にファンがざわめくなか、IWGPジュニア王座選手権で注目のカードが決定した。
【2月10日(水)広島大会の全カードが決定!】
・メインはヒロムとSHOのIWGPジュニア戦!
・セミはG.o.D vsタイチ&ザックのIWGPタッグ戦!
・ワトvs BUSHIが一騎打ち!https://t.co/ccCF9AeFDk#njnbg #njpw pic.twitter.com/WSI0gQhmCX
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 12, 2021
髙橋ヒロム選手も「歴代王者VTRを流して欲しい」とTwitterで発言しています。
ビッグマッチのメインイベントでIWGPジュニア戦!
もっともっともっと上昇してってこれを当たり前にする!!
歴代王者VTRが観れるのかも楽しみ!ムォラ!!! https://t.co/l8GLROlwWL
— 高橋ヒロム / Hiromu Takahashi (@TIMEBOMB1105) January 12, 2021
SHO選手にとっては新日本プロレスのシングルタイトルは2回目、IWGPジュニアのシングル挑戦は初になります。2020年の夏に行われたニュージャパンカップで「ロッポンギ3K」のタッグパートナーYOH選手が、膝の怪我で長期離脱してからシングルプレイヤーとして絶好調です。
シングルプレイヤーとして映えるSHO選手
2年前からシングル時の入場曲を変え、自己主張が強まりだしたSHO選手。それまではYOH選手の試合巧者ぶりに引っ張られていた印象でしたが、ベストオブスーパージュニアでの鷹木選手との試合でシングルプレイヤーとしく評価を大きく上げ、一気にトップ戦線に上がってきました。
しかし、ベストオブスーパージュニアが終わるとロッポンギ3Kとしてタッグ戦線での活躍が目立ちました。
最近の新日本プロレスではシングルプレイヤーとタッグプレイヤーが別れる感じが強いです。シングル王者のままタッグチャンピオンになったっていいはずなのに、なかなか実現しません。2020年にNEVER二冠の鷹木選手ぐらいでしょうか?(詳しい人いたら教えてください)
僕が小さい頃見てた記憶だとシングルチャンピオンがタッグチャンピオンにもなっている場面をよく見ましたが、最近では選手が増えてきたこともあり、分けた方がいろんな選手が絡めるので面白いっちゃ面白いです。
今回のタイトルマッチも髙橋ヒロム選手はシングルプレイヤーとしてのイメージ、SHO選手はタッグプレイヤーとしてのイメージが強いです。
YOH選手が長期離脱をしたことによって、タッグ王座を手放したロッポンギ3Kでしたが、このことをきっかけにSHO選手の自己主張が以前よりも増して強くなってきたことがシングルプレイヤーとしての輝きをもたらしてくれているように見えます。
パワーに頼らない面を魅せてくれるか?
12月のベストオブスーパージュニアでは髙橋ヒロム選手を破ったSHO選手でしたが、福岡で行われた公式戦最終日には当時のIWGPジュニアチャンピオン石森太二選手にパワーに頼りすぎている…とアドバイスをされていました。
「ゆとり」って言ったつもりが「ニワトリ」って書かれてる、、、🐓
どうやったら滑舌良くなるんですかね😂 https://t.co/qm4d4iURnt
— 石森太二 (@taiji_ishimori) December 6, 2020
パワーファイトがSHO選手の持ち味ですが、それに頼りすぎていると…。もっと視野を広げろとはどういうことなんでしょうか?
僕が思うにSHO選手に足りないのはギブアップ技ではないでしょうか?
数年前のアスリートプロレス全盛期から感じていたことですが、新日本プロレスでは締め技、関節技で試合が決まることが少なかったように思えます。
やはり関節技、締め技は見ていて地味なのですが、ファンが一番マネしやすいプロレス技でもあります。みんなプロレスごっこで「コブラツイストって本当に痛いのかな?」「4の字固めってマジで足が折れそうになるんだろうか?」と一度は試してみたことがあると思います。
2020年の新日本プロレスの試合ではそういった関節技、締め技が目立った年でもありました。
有名どころではオカダ選手のマネークリップやSANADA選手のスカルエンド、棚橋選手のテキサスクローバーホールド、KENTA選手のゲームオーバー、石森選手のイエスロックなど、第三世代だって永田選手の永田ロックが1~4まであるし、天山選手のアナコンダバイスはG1を連覇するほどの威力をもった技でした。TOP選手は何かしら自身のフェイバリットホールドに締め技及び関節技を持っています。
柔術を経験しているSHO選手も何か欲しいです。腕ひしぎ逆十字だとプロレスっていうよりか、総合格闘技よりなのでいまいち盛り上がりに欠けちゃうんですよね。
ひょっとしたらまだ温めているのか…、2月10日にそのベールを脱ぐかもしれません。髙橋ヒロム選手に”D”があるように、SHO選手のオリジナルホールドが見つかるとロッポンギ3Kは一段と輝きを増してくる気がします。