2021年のイッテンゴで行われた二冠戦後に「もう嫌だ、やめだ、辞めてやる…」とコメントし、新日本プロレスホームページからプロフィールが消えたジェイ・ホワイトが2月1日にセルリアンブルーのマットに帰ってきました。退団決定的だろ!とか言っててごめんなさい。
★セミファイナル
なんとジェイ・ホワイトが乱入!!
ブレードランナーで石井智宏をKO!!
※2.1『Road to THE NEW BEGINNING』後楽園ホール大会
新日本プロレスのスマホサイトで独占詳報中!https://t.co/3W38prv03h#njpw #njnbg pic.twitter.com/OQQu2yWBDK— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) February 1, 2021
ベビーターンもすることなく、新ユニットを作るわけでもなく、ヒールとしてキングとして帰ってきてバックステージで大いに語ってくれました。
ジェイ・ホワイトが目指すもの
ジェイホワイトのコメント。
ジェイ「お前ら誰も忘れていないだろうな……まだ俺の時代は終わっていない! プロレス界は俺のものだ。それが、ザ・リアル・エラだ! 俺はまだもちろんバレットクラブのメンバーだ。ここにいる俺たちこそが正真正銘のバレットクラブだ。パクリの、Tシャツ売ることしか頭にない再結成で浮かれてる連中とは違う。でも、お前らはどうせあいつらのグッズを買うんだろうな? 本物のバレットクラブとは何なのか教えてやろう。俺たちは常に変化しながら大きくなっていくユニットだ。過去の思い出に囚われることはない。
それでこれから俺が何をするのか知りたいのか? さっき見て分からなかったのか? イシイ! 俺の狙いはお前だ。トーキョードームで敗れて、俺は自信喪失した。あの時の俺は正気ではなかった。
トーキョードーム後のコメントが上がってから、”ジェイはどこへ行った?”ってSNSでえらく話題になってた。本音を言うと、俺はもう自分は終わったと思っていた。これ以上ないチャンスをものにできなかった自分を責めていた。 だが、俺は目覚めた! 俺は何も間違っていなかったとやっと気づいた。俺はまだDESTINOを手にし、神にだってなれる。全ては俺の行く手を阻んだあいつのせいだ。チビでデブのあのハゲ、イシイ! イシイ、お前のせいだ! お前を『G1』で潰しておけばよかった! 今度こそあのピットブルの息の根を止めてやる!
新日本、俺は戻ってきたぞ! どこへも行かない! これは俺の時代だ。ザ・リアル・エラ! 新日本、至急、明日の試合カードを変更しろ! イシイが出るタッグマッチに俺も組め。俺の言いたいことは以上だ。イシイ、お楽しみはこれからだ。新日本プロレス
これを受けて早速翌日のカード変更がありました。
【2月2日(火)18時~ 後楽園大会の対戦カードが変更!】
メインで、ジェイ・ホワイトが復活!
CHAOSとBULLET CLUBのイリミネーション戦に緊急出場!※詳細は
⇒https://t.co/xn5Xc0cMpU※チケットは本日19時まで販売!
⇒https://t.co/gzZsiiPdf7#njnbg #njpw pic.twitter.com/QJmyk93sWb— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) February 2, 2021
G1クライマックスで敗れ、イッテンロクでも敗れた石井選手を倒しすことを復活の足掛かりにしているようです。
海外でのバレットクラブ復活Tシャツを偽物だとこき下ろし、本物は俺(リアル・エラ)だとキングらしい発言です。バレットクラブは辞めていないようですし、海外の元バレットクラブをこき下ろすコメント、石井選手を襲撃する速さ、ビジュアル、どれをとってもバレットクラブのリーダーは ジェイ・ホワイト以外は考えられないですね。
オカダとの対決をダラダラ見せているEVILと役者の違いを見せつけた格好でした。
石井選手を倒した後は、鈴木みのるとの抗争でしょうか?なんにせよ、2021年の新日本プロレスは良くも悪くもジェイ・ホワイトが中心になっていきそうです。
ジェイ・ホワイトはバレットクラブというヒールの立ち位置をどうするのか?
現在、新日本プロレスにはユニットが乱立しています。本隊以外にはCHAOS、ロスインゴ、バレットクラブ、鈴木軍、UNITED EMPIREです。
このうち、バレットクラブ、鈴木軍、UNITED EMPIREは反則、乱入などヒールユニットですが、どれも同じようなやり口なので差別化が難しくなってきています。
ベビーフェイスやヒールなんて分けることがナンセンスかもしれませんが、最近のヒールユニットの在り方がどれも同じに見えてしまっているのではないでしょうか?
2月1日の後楽園は公式ホームページによると客数が557人(2019年の同時期は1600人超え)でした。緊急事態宣言で不要不急の外出が叫ばれていますが、全盛期の三分の一は少し寂しい感じがします。
似たり寄ったりのユニットの中で、違いを出せるのはリーダー次第です。鈴木軍には鈴木みのるという絶対的ボスが存在することで実力派がそろっています。ぜひともジェイ・ホワイトには他のユニットに負けない色をバレットクラブに付けて欲しいですね。