スター・ウォーズエピソード9の第2弾予告映像が公開されました。
第2弾の予告映像では前半にこれまでのスター・ウォーズ作品の名シーンが散りばめられ、「本当に最後の作品なんだな…」と感慨深い気持になったのは私だけではないはずだ。
後半には今は亡きキャリー・フィッシャーの映像やカイロ・レン(アダム・ドライバー)やレイ(デイジー・リトリー)が登場するシーンもある。その中でも一番興奮したシーン”新しいライトセーバーの登場場面”だろう。
そりゃ他にもありますよ!C-3POの目が赤く光っている!とか、見たこともないくらいのスター・デストロイヤーの大群!とかね。でも、そんな衝撃を吹き飛ばすぐらいの「折り畳み式ライトセーバー」の登場ですよ!?
メイス・ウィンドウの紫ライトセーバー、ダース・モールのダブルブレードモデル、カイロ・レンのクロスガード・ライトセーバーと並ぶ、変わり種ライトセーバーの歴史に名を刻むこと間違いなしのライトセーバーである。しかも色が赤色!ってところ。
ま、しかしライトセーバーの興奮は置いといて、それを持っているのがレイというところである。これはレイがダークサイドに堕ちてしまうことを予告しているような意味にもとれるが、実際にはレイがダークサイドに堕ちる理由はひとかけらもないと思うので、その理由について書いていきます。
ダークサイドに堕ちた人々
「ダークサイドに堕ちた人々」と書いたが、実際は「人」ではないものも含まれているが細かいところは割愛しよう。
ダークサイドに堕ちた、もしくは初めからダークサイドだった人々を並べてみる(スター・ウォーズ1~8に登場したキャラのみ)
- ダース・ベイダー”アナキン・スカイウォーカー”(エピソード3~6)
- ダース・モール(エピソード1)
- ダース・ティラナス”ドゥークー伯爵”(エピソード2,3)
- グリーヴァス将軍(エピソード3)
- ダース・シディアス”パルパティーン評議長”(エピソード1~6)
- カイロ・レン(エピソード7,8)
この中で元々ジェダイの騎士でダークサイドに堕ちた人物は「アナキン・スカイウォーカー」「ドゥークー伯爵」「カイロ・レン」である。※カイロ・レンは修行途中だったのですが入れておきました。
ダーク・サイドに堕ちるときには必ず理由があります。
アナキンは母を殺され、更に愛するパドメを失うことを恐れ力を求めてシスになりました。ドゥークー伯爵は親友を失い、ジェダイ騎士団に疑問を抱いていたところをダース・シディアスに誘いを受けました。カイロ・レンは特別なパワーを持っていたが故に両親に捨てられた怒りを最高指導者”スノーク”に付け込まれダークサイドに堕ちました。
このように、家族や親友を失ったり、人を愛する気持ちが強いが故にダークサイドに堕ちることが多いのです。
レイにとって愛する人や大切な人は?
レイには両親がいません。家族のような人間と言えばルークかレイアでしょうが、ルークは死んでしまいました。予告編その①ではレイアと抱き合っているシーンがありましたが、これまでのシリーズで「母のような存在」よりも、「反乱軍の総大将」という立場でレイと接していたように感じます。
このシーンからもレイアは作中では生きているようなので、レイアが死ぬ➡絶望➡ダークサイドに堕ちる、という展開は時間の関係上ひとつの映画に無理矢理捻じ込めないですね。
ちなみに私はレイはレイアのクローン説を予想しています。
スター・ウォーズエピソード9の大胆予想!レイはレイアのクローンだった!?
レイと仲良しのフィンはどうでしょう?
フィンとは出会ったときから行動を共にして、エピソード7ではレイがカイロ・レンと対峙した際にも一緒に戦ってくれました。
このフィンがエピソード9で死ぬことになれば、ダークサイドに堕ちることもあるでしょうがこれもあり得ません。なぜならフィンはもう別の女を好きになっちゃっているから。
そう、ローズですよ。レイが修行で頑張っているときに他の女にうつつを抜かしてキスまでしちゃいましたからね。レイは既にフィンに対して恋愛感情を持っていないのでダークサイドに堕ちることもありませんね。
レイがダークサイドに堕ちない理由・目の色が変わっていない
ダークサイドに堕ちると文字通り目の色が変わります。
こんな感じで!パルパティーンも、ダース・モールも違います。
若干黄色がかっています。では予告編に出てきたレイは?
普通ですね。と言うわけでこのレイはいったい誰なんでしょう?
このレイは、ダークサイドに堕ちたレイではなく、パルパティーンが見せる幻影ではないでしょうか?シスが使う常套手段ですね。ダークサイドに堕ちれば力が手に入るよ~、強くなれるよ~、お前の嫌いなやつも殺せるよ~ってささやくところで、レイにビジョンを見せているのではないか?と予想します。
レイはダース・ベイダーの生まれ変わり?
ダース・ベイダーの生まれ変わり説もあります。
- フォースがめちゃ強い
- ルークの(元はアナキンの)のライトセーバーを手に取ったときに反応した
- 機械いじりがうまい
この3つがアナキンとの共通点です。他にもテーマ曲が似ているとか、レイのビジョンでベイダーの呼吸音が流れたり、と色々な憶測があります。それならエピソード8で判明させてもいいのですが、ルークはレイの家族についての言及はありませんでした。
ルークのクローン説
アナキンもフォースにバランスをもたらす者、選ばれしものだとジェダイの騎士達からも認められていました。(結果は違いましたが…)最終的にはルークがフォースにバランスをもたらす者でした。
パルパティーンがそんなルークの力を放っておくわけありません。密かにルークのクローンを作っていたのがレイだったのかもしれません。女性に育ってしまったことで、ベン・ソロ(カイロ・レン)に目をつけダークサイドに誘ったのではないでしょうか?
そして、レイはもう用済みなので砂漠に捨てた。レイがルークのクローンならばライトセーバーに反応するのも納得です。
スター・ウォーズは同じストーリーの繰り返しだから
スター・ウォーズシリーズはエピソード1~3、エピソード4~6が同じストーリーで展開されていくのはご存知でしょうか?
エピソード4と1のストーリーで同じような点
- 主人公が師匠に見いだされる
- 親(育ての親)から離れて宇宙に飛び出す
- 師匠が死んでしまう
- 主人公がR2-D2と一緒に敵の宇宙船を破壊する
エピソード5と2のストーリーで同じような点
- フォースの修行が始まる
- 主人公が強いフォースの持ち主だということが分かる
- 主人公とヒロインのラブロマンスがある
- 力を欲する場面があり主人公が感情的になる
- 右手を斬られる
エピソード6と3の似ている点
- 主人公がだいぶ強くなる
- 悪の道に誘われてだいぶグラつく
- ダークサイドに堕ちない「ダークサイドに堕ちる」(エピソード3)
最後のダークサイドに堕ちる?堕ちない?までは同じようなストーリーが展開されていました。主人公の対比をなぞることで新作だったエピソード1~3が一層面白かったのではないでしょうか?ただ、ダース・ベイダーが生まれる!と分かっていたのも良かったのかも。
エピソード7~9も同じような内容になるのではないでしょうか?
エピソード7と過去作品と似ている点
- 主人公が師匠(ハン・ソロ)に見いだされる
- 親(元々一人だった)と住んでいた星を離れて宇宙に飛び出す
- 師匠が死んでしまう
エピソード8と過去作品と似ている点
- フォースの修行が始まる
- 主人公が強いフォースの持ち主だということが分かる
主人公とヒロイン脇役同士のラブロマンスがある- 力を欲する場面があり主人公が感情的になる
エピソード7以降は主人公が女性なので、少し感情的なシーンが多かったように思えます。ぶっちゃけ最後はハッピーエンドで終わると思うのでカイロ・レンがレイをダークサイドに誘うけど断る、というのが自然な流れなのではないでしょうか?
気になるのはカイロ・レンがどうなるのか?ですね。それはまた別の記事で考察します。
ディズニーは主人公を裏切らせない!
スター・ウォーズの配給会社はディズニーです。このディズニー映画の主人公が闇落ちするなんて、少年少女の夢を裏切るようなことはしません。
ヒーローやヒロインは最後まで正義の見方です。
ですから、主人公がダークサイドに堕ちてしまうことはあり得ないでしょう。