
シリーズ2作目『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』。前作でデス・スターを破壊した反乱軍でしたが、自力で勝る帝国軍は反乱軍を徐々に追い詰めていきます。ラストには衝撃的な告白もあります。
まずは「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」の予告編からどうぞ!
「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」のあらすじ(ネタバレ有)
あらすじ
遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。エピソード4から4年後の話。”デス・スター”を失った帝国ですが、徐々に勢力を取り戻し反乱軍を追い詰めていきます。氷の惑星ホスに隠れていたルークと反乱軍は反撃の機会をうかがっていました。
しかし、全銀河に偵察ドロイドを派遣した帝国軍は、ついに反乱軍の基地を見つけ、巨大な4足歩行戦車AT-ATも投入し、反乱軍はふたたび撤退を余儀なくされます。
何とかミレニアムファルコン号で脱出に成功したハン・ソロとレイア姫一行は旧友ランド・カルリジアンのいるクラウドシティを目指すのでした。
撤退中にルークの前に霊体となったオビ=ワン・ケノービが現れ、惑星ダコバにいる伝説のジェダイマスターの”ヨーダ”からフォースを学べと言われルークはハン・ソロたちと別行動でR2-D2共に惑星ダコバへ向かいました。そこでフォースの修行を行い、本物のジェダイを目指すのでした。
一方ハン・ソロは帝国軍の追撃を逃れ悪友のランド・カルリジアンが執政官を務める雲の惑星ベスピンへたどり着きました。しかし、ランドは自分の星を守るためにダース・ベイダーに情報を流し、ハン・ソロ達は捕まってしまいました。
この危機を覚醒したフォースで感じたルークは、「罠じゃ!止めておけ!」というヨーダとオビ=ワンの静止を振り切ってハン・ソロ達への元へと向かうのでした。
しかし、これはダース・ベイダーの策略。ベイダーは今や数少ないフォースの力を持つルークを引き込むためレイアを捕らえたのでした。ただ、普通に説得して皇帝の元に連れて行くのは難しいと判断し、生きたまま炭素冷凍して運ぶことを考えます。でも、生きたまま炭素冷凍ができるかわからなかったので実験台としてハン・ソロを使うことをきめました。
レイアと互いに惹かれ合っていたハン・ソロは、レイアに愛の言葉を告げます。「I love you」、「I know」はあまりにも有名なセリフ!そしてハン・ソロはカーボンフリーズされてしまうのでした。
冷凍されたハン・ソロは生きてはいるんですが、借金が多いため賞金稼ぎの「ボバ・フェット」が犯罪組織の首領ジャバ・ザ・ハットの元へ届けられてしまいます。一方ルークはレイアのフォースを感じてクラウドシティへたどり着き、ダース・ベイダーと対峙します。ダース・ベイダーはルークがたどり着くことを知っていました。
始めは互角の勝負でしたが、徐々にダース・ベイダーの剣術に圧倒され、追い詰められたルークは右腕をライトセーバーで切り落とされてしまいます。
ここでベイダーは「お前は力に目覚めたばかりだから、俺が訓練させてやるから仲間になれ」とルークを誘います。
更に、「我々が力を合わせると、この破壊的戦いを終わらすことができ、銀河に秩序をもたらすことができる」と”一緒に宇宙制覇しないか?”ともちかけますが、ルークは激しく首を横に振って断ります。
ベイダーは更に、「オビ=ワンはお前の父の話はしていないだろ?」と聞きます、「十分に聞いたさ、お前が殺したってね」とルークが返すと、ベイダーが「NO,I'm your farther」と、衝撃の告白。
ルークは本当の父の誘いを拒否するかのごとく、奈落の底に身を投げます。
レイアはミレニアムファルコン号で飛び立とうとしたときにルークのSOSをフォースで感じます。アンテナにぶら下がっていたルークを救出し、宇宙病院へ向かいます。ルークは手術で右腕が義手になりました。
ランド・カルリジアンとチューバッカはハン・ソロを助けだす為に砂漠の惑星タトゥイーンへと向かいます。ルークとレイアはC3PO,R2-D2と共に銀河を見つめているのでした。そして物語はエピソード6へと続きます。
スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のメインキャストを紹介!
シリーズ2作目で活躍するメインキャストの紹介
ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)
エピソード4でフォースに目覚めたルークは父がそうであったように自身もジェダイの騎士を志します。R2-D2と共に”惑星ダコバ”にてマスターヨーダを師事し、ジェダイになるための修行を始めます。
ハン・ソロ(ハリソン・フォード)
ルークとオビ=ワンに出会ったことで反乱軍に引き込まれてた元密輸人。レイアに積極的に愛を迫りますが幾度となく断られます。しかし、物語が進むにつれてどんどん惹かれあっていくのでした。
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レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)
惑星オルデラン王室の夫妻の養子。18歳という若さでオルデランの女王に選出されます。反乱軍の中心人物であり、帝国元老院の議員。ぶつかり合っていたハン・ソロとの距離が縮まってきます。
ヨーダ(フランク・オズ)
生ける伝説と呼ばれるジェダイ・マスター。ルークの師としてジェダイの教えを説きます。年老いているとは言え、フォースの力で沼に沈んだ戦闘機を浮かすことができます。この有名なセリフ”NO! Try not! Do or Do not, there is no try.!"は修行途中でルークがヨーダの教えに「試してみます」って言ったら「試してみる」ではない!やるか、やらないかだ!試しなどない!」という説教です。
「試してみる」という言葉には甘えがあるんでしょう。結構厳しい言葉で僕も胸が痛いです(笑)。
ダース・ベイダー(デビッド・プラウズ、声優ジェームズ・ジョーンズ)
冷酷非道なシスの暗黒卿。本作ではルークとライトセーバーで戦いますが、その際にルークの右腕を切断し、ある衝撃的な事実を告げます。
デビッド・プラウズは酷い訛りがあったため、声優はジェームズ・ジョーンズが努めています。俳優と声優が別だからこそエピソード5のラストが盛り上がりました。
サブキャラだけど”帝国の逆襲”で重要登場人物
ランド・カルリジアン(ビリー・ディ・ウィリアムズ)
ハン・ソロの旧友で彼らを匿いますが、実は裏で帝国と繋がっており事態は急展開を迎えます。
C-3PO(アンソニー・ダニエルズ)
R2-D2と共にオビ=ワンのもとに向かいます。600万を越す宇宙言語を話す翻訳ロボットで、非常にやかましい性格。R2-D2と共に物語における狂言回しとしての役割も果たしています。
R2-D2(ケニー・ベイカー)
囚われの身のレイアにメッセージを託され、C-3POと共にオビ=ワンのもとへ向かいます。高度な頭脳を持ち、ハッキング技術などにも長けていますが、機械語しか喋れずC-3POの力を借りてコミュニケーションをとります。ルークはなぜか言っていることが分かるようになってきます。
チューバッカ(ピーター・メイヒュー)
ウーキー族でのチューバッカはハン・ソロとともにオビ=ワンらに雇われた密輸商人です。ハン・ソロとは固い友情で結ばれており、いつでも一緒に行動しています。
ピーター・メイヒューが身長は2m20cmという高身長だったことが、採用の決め手だったそうです。
「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」の見どころを紹介!

人間ドラマが深くなっている!
エピソード4では登場人物の説明に時間をとられていましたが、2作目ということで登場人物にスポットが当たり、過去の話や世界観にスポットが当てられています。恋愛が絡んできたり、親子の関係が明らかになったりします。
ハン・ソロとレイア姫の関係性やジェダイマスターのヨーダとの関係性も注目です。
エンターテイメント性や派手さがパワーアップ
スター・ウォーズってCG映画みたいたところあるでしょ?映像技術が上がったおかげか、3年前のエピソード4より格段に派手になっています。
しかも、3部作の2作目ということで、中だるみしやすいんですが、スター・ウォーズシリーズの中でも最高傑作と言われるくらいの高評価を得ており、海外映画雑誌の歴代ランキングでも常に上位をキープしている作品なのでハズレなしです!
「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」の裏話&ネタバレ
「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」の裏話&ネタバレ
マーク・ハミルが怪我したので追加撮影されたシーンがある
帝国の逆襲を撮影する前に、マーク・ハミルが交通事故で顔に怪我してしまいます。結構大きい怪我だったので傷跡が残ってしまいます。後々、整合性が取れるように顔を怪我するシーン(映画冒頭でルークがワンパに襲われるシーン)を撮影しました。
これがエピソード4
こちらがエピソード5。どうですか?結構違いませんか?
ジョージ・ルーカス監督は否定していますが、やっぱりどことなく違う気がしますね。
ルークがフォースを使ってライトセーバーを掴むシーンは逆再生
冒頭でのワンパとの戦闘シーンで、ライトセーバーを落としたルークがフォースの力で手繰り寄せるシーンがあるのですが、ルークがライトセーバーを投げるシーンを逆再生することで引き寄せるように見せました。当時はCG技術も今ほどじゃないにしろ工夫って大切ですね。
ベイダーの告白はアフレコで公開直前に差し換えられた
クライマックスシーンでベイダーがルークに「NO. I'm your farther」のセリフがあるが、これは撮影時は全く別のセリフを言っていたのです。

当時からジョージ・ルーカスはネタバレ防止に気を遣っており、他の出演者にも登場シーンの台本だけしか渡さなかったそうです。全編を通して出演するマーク・ハミルぐらいしかあらすじを知らなかったそうなので、かなり徹底していたみたいです。
ハリソン・フォードはハン・ソロを殺したがっていた?
ハリソン・フォードは自身のキャリアの為にあまりハン・ソロを続けたくはなかったみたいです。主要キャストがエピソード6の出演サインをしていく中、ハリソン・フォードだけはサインを拒否。このまま死なせてしまおうと提案したそうです。
しかし、ジョージ・ルーカスはそれを許さず、次回はハン・ソロはヒーロー的な役割があるから!と説得しサインさせたそうです。
「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」の感想
感想
Star Wars の中で一番ですね。
5結構面白いな。ヨーダ出てくるし。ルークわりと強くなるし。恋愛もちょっとあるし。ミレニアムファルコンってこんなぽんこつだったっけ。
ヨーダが登場。ルークの修行やハンソロの活躍、ベイダーとルークの関係性など盛りだくさん。戦闘ロボットはなぜあんなに脚が長いのだろうか?
ダースべーダー見てると、怖い上司思い出す。こわっ!
なんたってハン・ソロがかっこよすぎ。この作品観て、ハンソロを好きにならないやつはいないだろう。

キャラ紹介のところでも書きましたけど、一番好きなシーンが、ヨーダが修行中のルークかける言葉がいいんですよ。”やってみる、ではない!「やる」のだ!”。なんて心に響く言葉…。”最初からやりきるつもりで取り組まなければ何事も成さない”っていう意味なんです。これは池に沈んだ戦闘機をフォースの力で上げろ!という修行のワンシーンで出てきます。
ルークは(戦闘機を超能力的なもので持ち上げる?デカすぎて無理でしょ?でも師匠がやれって言うなら…とりあえずやるか…)「やってみます」って発言しました。これって結構普通じゃないですか?でもヨーダはルークの思いを見抜いていたんです。そして何事も信じる力、自分なら出来る!という信念を持たせることが大切だ、と教えを説いてくれます。
しかも当時はCG技術もまだ未発達で、ヨーダは人形を人が操っており、まるで生きているかのような操作が印象的です。それにハン・ソロとレイアの”I love you""I know"のやり取りは男なら一度は言ってみたいセリフベスト3には入りますよ!多分女性も言われたからキュンキュンするはず笑。
フォースの力がどんどん強くなるルークは父であるダース・ベイダーを倒せるのか?次のエピソード6も気になりますし、なぜ普通の女性であるレイア姫がルークのSOSを感じることができたのか?その謎もきになります。
3部作の中継ぎ作品なので、様々な謎や終盤で明かされる衝撃的なシーンは今も映画シーンに燦然と輝いています。1作目でヒーローが活躍し、2作目で悪が勢力を増す、ホップステップジャンプ!のステップ、つまり「グッ!」っと沈み込む場面ですから、次回作エピソード6への期待感も高まりますね!